さりげなくニュース9/11
ニューオリンズを襲ったハリケーン「カトリーナ」は自然の牙を剥き出しにして文明社会に襲いかかった。自然界は本来、アインシュタインの質量をエネルギーに変換する数式に象徴されるようにシンプルで美的でさえある。(E=mc2 )
ハリケーンの後遺症はニューヨーク市場でのテキサス産軽質油を一時期1バレル70ドル台に跳ね上げた。
アインシュタインのこの一番有名な数式が発表されてから核保有国は増えた。(我国は、現在もこれからも核を保有する意図も、考えもない)第2次世界大戦の戦勝国五カ国、これは安保理の常任理事国でもある。それにインド、パキスタン、イスラエル、統一された後の韓国。イランについては核保有は間近と見られている。
我国は、国際社会で名誉ある地位と発言力を築きたいと思っている。政治的発言力という面から安保理常任理事国入りをめざす国連改革は念願であった。しかし頓挫した。
七月二十四日、ラオスの首都ビエンチャンで重要な外相会議が開かれた。胎動期に入った「「東アジア共同体」構想が話し合われた。東南アジアプラス3ヶ国の中国、韓国、日本のうちで日本以外すべて外相が出席した。町村外相は常任理事国入りの問題でロンドン、ニューヨークを飛び回っていた。 アメリカが不機嫌になる共同体構想には最初から熱心ではないとかんぐられてもしょうがないアジア軽視の姿勢であった。(ちなみに東アジアのどの一つの国とて我国の常任理事国入りを後押ししなかった。中国の影響ということをさし引いても)この重要な会議は次回十二月十四日に「第一回アジア首脳会議」としてマレーシアの首都クアラルンプールで東南アジアプラス六ヶ国と拡大して、アジアの大国インドも参加しての会議となる予定だ。