2009.9.04




 「山形県鶴岡市の広報が届いた」
10万人あたりの自殺者数は全国平均でだいたい25人くらいである。平成10年から全国的に急激に増えている。山形県も同じような動きを示している。30人前後を推移している。山形県のなかで鶴岡市に関してはひどい数字である。
 平成13年から17年の5年間が40人という急激な自殺率である。この間全国平均は25人であり、山形県の平均にあっては30人である。
 鶴岡市、この5年間なにがあったのだろうか。
 自殺の背景を考察しないといけない。

 自殺と他殺を含む他者や社会への暴力、反抗とはコインの裏表であるという仮説1を立ててみる。次に個人と社会である共同体とのストレス関係が自殺には関連性が深いという仮説2を立てる。
 この二つの仮説から考察してみるとき、歴史的なものをも含んだところの風土が重要なキーワードになっているのではなかろうか。簡単にいうならば、生きるのに快適ではない風土が培われてきた疑いがありそうだ。やわな(あるいは、内省的な)個人を育んできた風土といえるのかもしれない。
 以上9月1日付けの鶴岡市広報に示されたグラフを見ての感想でした。