2009.9.7.09
この季節になると飼い猫の朝も早い。
六時半にはもう起きている。彼らにとって朝の最大の関心事は、いかに早く朝食にありつくかということだ。私が台所と廊下を行ったりきたりするとギャアギャア食事のおねだりをしてうるさい。ところが私が出勤用に白いワイシャツに着替えてバッグとか折りたたみ式椅子などを持って準備にかかろうものなら、おねだりはピタリと止む。なんの訓練をほどこしたわけでもないのに規律的だ。
選挙という民主主義の根幹をなすフェスティバルにあって、全国知事たちの、ここぞとばかりの攻撃が始まった。「地方に権限を」と、ゆくゆくは地方分権を視野にいれたいという気持ちが伝わってくるようだ。この問題は、中央集権国家に修正を加えようとするするある種のゲリラ戦術でもある。大政党が中央集権的官僚の力を削ぐべきだと主張するのががっぷりヨッツのの戦術であるという比較の意味でゲリラ戦術に見える。選挙時期にからめたところなどは若手知事たちの手法はあっぱれそのものである。一方の主役である霞ヶ関がこの時期ばかりには手をだせない。
知事会がみずからの主張を各政党のマニュフェストにいれさせようとの動きはこれまでにはなかった方向性であり若さの斬新さを感じる。選挙が終われば、政権政党と霞ヶ関の攻防に移行することになるが、結果は困難をきわめるであろうことは十分に予想される。
従来の権限を奪い取るということは、圧倒的にそうあるべき理論とバックの大衆の支持の上になければ成就できない。並大抵のことではない。
とにかく、今回の知事連合は新たな手法で戦いを挑んだところに画期的なバイタリティを感じる。
以上このような雑感を本日受けました。