2009.9.7.02


    
アスパラの種を250円で買ってきて種を蒔きました。

 外に蒔いたら、風や温度の変化で芽がでないんじゃないかと考えて、室内で発芽させようとしました。毎日水をかける作業は一ヶ月近くにもなりました。それはそれで楽しい種とのにらめっこでもありました。しかし、緑色は出現しないばかりか、種から発芽するであろう白い芽さえも観察できませんでした。そんな訳で、その首尾よくいかない原因は、たぶん種の皮が厚すぎるためであろうと考えました。それで種を40度のお湯に10日ばかりつけておきました。そしたら一粒の種から白い肉芽が出たではないか。これはなんとかいけると歓喜しました。
 
 さあ、このお湯につけた種を室内にある土に埋め込みました。だがまてど暮らせど青い命は出現しません。そんなわけでほぼ諦めかけました。もうやぶれかぶれで、残りのお湯につけてあった種を外の土に、捨てるように放り投げておいた。当然、愛情のかけらも、そこには、かけてはいません。もう記憶からも消えておりました。
 
 ところが10日も経ったのだろうか、20日も経ったのだろうか、歓喜が訪れることになった。
 
 気付いた時には、アスパラの茎は5センチにもなっていた。そのふさふさとした細枝っぷりを想像していただきたい。わが赤子を得た気分を解ってくれるだろうか。