2009.9.6.23
アメリカは最近我が国に対してすこしばかりつれない。
そんな雰囲気を敏感に感じとっているのが、なにを隠そう外務省であろう。
我が国の外交の基本中の基本は米国である。その意味するところは、自らの頭で
外交をせずに大きい力のある国に付き従っているという姿勢である。
しかし、その姿勢は将来に大きな危険、リスク、禍根をもたらすものであることは、間違いない。
アメリカが永遠に強いナンバーワンの国であり続けるならば思考停止した我が国の姿勢も
永遠に評価しうるものではある。だが強いイギリスの時代はアメリカに取って代わられ、
今、アメリカの強さは後退期に差し掛かってきているというのはおおかたの見方であろう。
もうそろそろ我が国も自らの足で立つ訓練をしていかないと、いつ捨てられるかと
びくびくしながら生きていかなければならない。なんとも武士道に見る精神の矜持のかけらもなくなっている。
5月30日駐米大使藤崎一郎氏が米兵捕虜団体の会合に出席してアメリカ兵に対してなした日本兵の
仕打ちを謝罪した。どう読み解けばいいのだろうか。アメリカがかつて我が国への無差別虐殺である
原爆投下を詫びたことがあっただろうか。決して詫びるはずはない。
アメリカが国力低下に比例して我が国につれなくなる。なんとしてもアメリカをつなぎとめたいという
気持ちがかかる卑屈な態度となるのであろうが、日本のリーダーよ、もっとシャキッとしてほしい。
我が国は、おもいやり、平和を根底に据えている国家であり、イスラムを初めとする多くの宗教国家とも仲良くできる、すばらしい面を有している国家である。だからなおさら、旦那の裾にすがりつく女郎のイメージだけは
なんとしても払拭したいものだ。